食事をした後、安静にしていても代謝量が増大すること。
元来は体力という意味であるが、現在では健康の維持・増進を目指して行う運動のことも指す。
一連の動きを指定して構成する、振り付けのプログラム。
体力を大きくふたつに分類したもののひとつ。筋力・持久力・柔軟性など、行動の基礎となる身体的能力のこと。
筋肉に蓄えられる糖の一種で、筋肉の収縮のためのエネルギー源となる。
身体に障害がある者に対し動作能力の回復を図るために行う、運動療法と物理療法の総称。
個人の特性や目的・ライフスタイルに応じたトレーニングプログラムを作成し1対1で指導する指導者。
主にスポーツ選手のコンディションの維持・疲労回復・運動機能向上を目的に行われるマッサージ。
日本医師会が研修を行い、スポーツ競技者だけでなく一般生活者を含めた健康増進を目的に認定される資格。
健康づくりの運動指導プログラム作成および運動指導を行う担当者。
中央労働災害防止協会の専門研修を修了後、登録できる職業的資格。
人体に必要なミネラルの一種で骨や歯を形成する。体内のさまざまな細胞に存在する。
核酸を構成する主成分。代謝によって尿酸となるが、その異常によって高尿酸血症となり痛風を引き起こす。
ビタミンを含む食品の摂取不足・吸収障害・必要量の増加などで起こる症状。不足したビタミンの種類によって特有な症状を呈する。
特定の集団において、朝食を摂る習慣のない人の割合。
食品の製造過程または、食品の加工・保存の目的で使用される保存料・甘味料・着色料・香料などの総称。
栄養素の摂取が生体の必要量より少ないときに起こる体の状態。
ほうれん草・にんじん・かぼちゃなど、カロテンを可食部100g中に600マイクログラム(600μg)以上含む野菜の総称。
不対電子をひとつ、またはそれ以上もつ分子・原子。
乳酸菌の一種で、主に人間や動物の腸内に存在する代表的な善玉菌。
整腸作用だけではなく、病原菌の感染や腐敗物を生成する菌の増殖を抑える効果があると考えられている。
発酵によって糖から乳酸をつくる嫌気性の微生物の総称。腸内で悪玉菌の繁殖を抑え、腸内環境を整える。
皮膚や腱・軟骨などを構成する繊維状のたんぱく質で、人体のたんぱく質全体の約30%を占める。ゼラチンの原料としても知られる。
たんぱく質のうち、必須アミノ酸をバランスよく含んでいるもの。またはその食品の呼び名。
活性酸素の発生やその働きを抑制したり、活性酸素そのものを取り除く物質のこと。
ポリフェノール、カロテノイドなどの種類がある。
活性酸素の働きを抑える作用を持つビタミンのこと。ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEなど。
動植物に広く存在する黄色または赤色の色素。大きくカロテン類とキサントフィル類に分けられ、強い抗酸化作用を持つ。
糖質のうち、最小単位である単糖が2個から10個程度結びついたもので、少糖とも言う。
低消化性(低エネルギー)で、整腸作用や腸内細菌を増やす作用などが知られている。
細胞膜を形成する主な成分で、体内で脂肪が運搬・貯蔵される際にたんぱく質と結びつける役割を担い、情報伝達にも関わる。
生体を構成する主要な4元素(酸素、炭素、水素、窒素)以外のものの総称。代表的なものはカルシウム、リン、カリウムなど。
人体に必要なミネラルの一種で、リンやカルシウムとともに骨を形成するほか、体内のさまざまな代謝を助ける機能を持つ。
自然界に最も多く存在する代表的な単糖類。動植物が活動するためのエネルギーとなる。
脳がエネルギーとして利用できる唯一の物質で、人体にとっても重要な栄養素。
脂肪の構成要素である脂肪酸のうち、植物や魚の脂に多く含まれるもの。
体内で合成できないため、摂取する必要がある必須脂肪酸はこれに含まれる。
エネルギー産生栄養素に比べ微量ではあるものの、人体の機能を正常に保つため必要な有機化合物。体内ではほとんど合成することができないため、食物から摂取する必要がある。
健康増進法(平成14年法律第103号)第16条の2に基づき厚生労働大臣が定めるものであり、国民の健康の保持・増進を図る上で摂取することが望ましいエネルギー及び栄養素の量の基準を示すもの。
人体に必要なミネラルの一種で、浸透圧の調整などの働きをする。主に食塩の形で摂取される。
人体に必要なミネラルの一種で、赤血球のヘモグロビンに多く存在する。不足すると貧血を起こす。
筋肉・臓器・皮膚・毛髪などの体構成成分、ホルモン・酵素・抗体などの体調節機能成分、豆・卵・肉・魚などの食品成分として存在する重要な栄養素。
たんぱく質が分解される過程でできるアミノ酸に似た物質。魚介類や軟体動物に多く含まれ、消化管内でコレステロールの吸収を抑える働きなどを持つ。
食べ物の中に含まれ、人の消化酵素で消化することのできない物質。
整腸作用など身体の中で有用な働きをすることが注目され、第6の栄養素といわれることもある。
食物中に含まれる身体に必須の成分のうち、たんぱく質・脂質・炭水化物の総称。
自分の手首などを傷つける自傷行為のひとつ。死に至ることは少ないが、治療には時間がかかることが多く、周囲の理解が必要。
なにもする気力がないこと。意欲のないこと。
自分やものを過小評価し否定的になる状態。うつ病などで見られる症状のひとつ。
何らかの心理的、情緒的、身体的若しくは社会的要因又は背景によって、児童生徒が出席しない又はすることができない状況(病気又は経済的理由による場合を除く。)。
不安が伴う様々な症状が通常の限度を超えてしまい、行動や心理的に障害をもたらす。その症状や種類に基づいて診断・治療が施される。
様々な原因で長期間自宅などから出ず、自宅外での生活の場がない状態。特定の精神疾患を有するものとそうでないものがあり、社会問題化している。
なんの前触れもなく、めまいや呼吸困難などとともに激しい不安に襲われる。この発作に対する不安で生活範囲が制限されることもある。
脳の機能的な問題が関係して生じる疾患であり、日常生活、社会生活、学業、職業上における機能障害が発達期にみられる状態をいう。最新のDSM-5(「精神疾患の診断・統計マニュアル 第5版」)では、神経発達障害/神経発達症とも表記される。
幼児・高齢者などの社会的弱者に対し、その保護・養育義務を果たさず放任する行為のこと。最近は、本人自身の基本ニーズ(衛生面、服飾面、食事など)を顧みない行為について、セルフ・ネグレクトと称することもある。
原因不明で幻覚、妄想、まとまりのない思考や行動、意欲の欠如などの症状を示す精神疾患。
脳の一部もしくは全体が過剰に興奮しやすくなっていて、脳が過剰に興奮すると意識障害やけいれんなどの発作を起こす。
日常生活の中で、何かのストレスが原因となって心身のバランスが崩れて社会生活に支障が生じたもの。原因が明確でそれに対して過剰な反応が起こった状態をいう。
ある期間でうつ状態と躁状態が交互に繰り返される気分障害。
ストレスなどが原因で、自律神経である交感神経と副交感神経のバランスが崩れて出る様々な症状。
摂食障害の中の過食症に伴う特徴。自発的な方法で食物を体外へ排出する行動で、ほとんどの場合過食との繰り返しが習慣化する。
精神障害や知能障害を持ちながら、ごく特定の分野に突出した能力を発揮する人や症状を言う。
40歳代以降の男女の性ホルモン分泌量の低下が原因となる自律神経失調症に似た症候群。
精神疾患である摂食障害(依存症の一種)のひとつで、過度の食事制限で極端な低体重になる病気。
きわめて強い不安感や不快感(強迫観念)をもち、それを打ち消すための行為(強迫行為)を繰り返す。
腸が精神的ストレスや自律神経失調などの原因で刺激に対して過敏な状態になり、便通異常を起こす病気。
一人の人間の中に全く別の性別、性格、記憶などをもつ複数の人格が現れる神経症。
大腸の粘膜のあちこちに炎症が起きる。腹痛や下痢のみの軽度なものから、発熱、粘血便を呈するものまである。
インターネット上で知り合った互いに面識のない自殺願望のある人々が、実際に共に自殺すること。
生死に関わるような体験をし、強い衝撃を受けた後で生じる精神疾患。
家庭内暴力とも呼ばれる。家族の間で行われる身体的または精神的虐待行為のことであるが、日本では、「配偶者や恋人など親密な関係にある、またはあった者から振るわれる暴力」という意味で使用されることが多い。
犯罪被害者等基本法に基づいて日本司法支援センター(法テラス)が被害者支援のために行う業務のひとつ。法律相談や関連団体、被害者支援に精通した弁護士の紹介業務なども行っている。
犯罪被害者の権利や利益を守る目的で2004年に成立した法律。被害者の支援や保護などを国策として行う。
高規格で定額医療費制の精神科専門病棟。全国で認可され精神科救急医療体制整備事業を担っている。
精神科救急医療を中心的に担う高規格の精神科専門病棟。スーパー救急病棟とも呼ばれている。
精神科救急に関する相談を受け付け、精神科専門職員が適切なアドバイスを提供する電話相談窓口。
精神科病院の協力を得て国と都道府県が運営する精神科救急医療サービスの提供事業。大きな地域差がある。
自殺の予防と防止、その家族の支援の充実のために制定された法律。法制化に向けて全国で署名活動が行われた。
精神科治療が必要かつ有効にもかかわらず治療を拒否する患者を医療に結びつけるための患者搬送制度。
WHOが1999年より取り組んでいる自殺予防のための国際的な事業。
アヘンから生成される麻薬性鎮痛薬。依存性が高く日本では麻薬に指定されている。
精神面における健康のこと。
ナルコレプシーやADHDの治療に用いられる精神刺激薬。精神活動を高める興奮剤の一種。
認知の歪みに焦点を当て修正をしていくことで、そこに起因する症状などを軽減していく短期精神療法のひとつ。
うつ病などの様々な心の病に対する有効性が医学研究で立証されている心理療法。
精神障害者やその家族の生活上の相談にのり、社会生活に関する助言や指導、援助を行う人。
精神疾患の診断と治療を専門的に行う医師。
自己暗示の練習によって段階的に全身の緊張を解いていく訓練法。疲労回復やストレス解消などの効果が期待できる。
同じ問題をかかえる人たちが集まり、相互理解や支援をし合うグループ。
公認心理師とは、「国民の心の健康の保持増進に寄与することを目的とする」と公認心理師法(第1条)に規定されている通り、保健医療、福祉、教育その他の分野において、心理学に関する専門的知識及び技術を用いて、支援を要するものに対して助言・指導・教育・情報提供などを行う日本の心理職国家資格。
心理的原因から起る身体疾患を心身両面から総合的に診ていくための心身医学を実践する診療科。
不安障害などによる不安やイライラを軽減・解消するための薬剤。使用には医師の的確な処方が必要である。
うつ病治療の基本薬で、現在は副作用の少なさを考え、SSRIやSNRIが主に使われている。
知的障害者や精神障害者、認知症高齢者などが専門スタッフの支援のもと集団で暮らす家のこと。
クライエントや患者が困っていることや悩んでいることを専門家との会話や対話を通して解決または自己受容あるいは自己変容していくもの。
不安の原因になる刺激に段階的に触れることで、不安を消していく方法。主に不安症やPTSD、強迫症に用いられる。
知能の水準あるいは発達の程度を測定した検査の結果を表す数値。知能のおおまかな判断基準とされると同時に、知的障害(知的能力障害)などの診断や支援に利用される。
EAPとは、メンタルヘルス不調の従業員を支援するプログラムのことです。
睡眠段階の一つ。睡眠脳波から判別され、急速眼球運動と骨格筋活動の低下を特徴とする。レム睡眠中には夢をよく見る。
松果体から分泌されるホルモン。下等動物からヒトまで、季節のリズムや概日リズム(サーカディアンリズム)の調節作用をもつ。
けしの実からとれるあへんを元に複数の工程を経て作られる。
依存性が極めて高い物質。麻薬の1種で法により取り扱いを厳しく規制されている。
睡眠段階の一つ。睡眠脳波から判別される。睡眠の深さによって4段階に分けられる。
交感神経の情報伝達に関与する神経伝達物質。副腎髄質から分泌されるホルモンの1つでもある。
脳内の神経伝達物質のひとつで、ドパミン・ノルアドレナリンを制御し精神を安定させる働きをする。
脳神経系に作用し、非現実的で異常な感覚をもたらす薬剤。精神的依存傾向があり使用を繰り返すこともある。
脳内で働く中枢神経刺激薬のことで、精神依存性が非常に高いため社会生活を困難にする恐れのある薬物。
睡眠中に夢体験と同じ行動をとってしまう病気。
夜になると出現する下肢を中心とした異常感覚により不眠、過眠を引き起こす病気
一定の時刻に入眠し起床することが著しく困難であり、睡眠の時間帯が毎日30~60分ずつ遅れていく症状。
ヒポクレチン(オレキシン)を作り出す神経細胞が働かなくなるためにおこる過眠症。
慢性の睡眠不足のため、日中に過眠が出現する状態。
睡眠相後退症候群は入眠困難と覚醒困難が慢性的に持続し、睡眠相前進症候群は夕方の眠気や早朝覚醒を呈する。
睡眠中におきるねぼけ行動の総称。
4~5時間以上時差のある地域へ高速移動することにより、体内時計と外界の明暗周期がずれてしまうために起こる。
睡眠中に四肢の異常運動が生じて睡眠が妨げられる病気。
交代勤務のために睡眠時間帯が頻繁に変化することにより、睡眠をはじめ精神・身体機能の障害がもたらされる症状。
体内時計の周期を外界の24時間周期に適切に同調させることができないために生じる睡眠の障害。
夜間十分な睡眠をとっているはずなのに、日中に目覚めていられないような病的な眠気がみられること。
覚醒水準が亢進すること。強いストレスなどを受けたときにみられる。
睡眠中に鼻や喉などが狭まるため、呼吸に伴って出る音。
小児の鼻咽腔にある、咽頭扁桃として知られる組織が肥大したもの。
歯科健康診査の略称で、歯の健康状態を総合的に確認するプログラムのこと。
本来気管に入ってはいけない物が気管に入り(誤嚥)、そのために生じた肺炎。
予防を重視した介護保険制度の見直しにより、2006年からスタートした高齢者の生活機能の低下を防止するためのサービス。
身体上または精神上の障害により介護を必要とする高齢者の増加に伴い、介護の社会化を目的とし、2000年度から施行された社会保険制度。
歯並びや噛み合わせの状態が良くない状態の総称。歯の位置や歯列弓、上下の噛み合わせなどから起こり、放置すると日常生活に支障が出る場合がある。
上の歯よりも下の歯が外側に出た状態。前歯のみで起こる場合が多いが、成長期の子供で奥歯の反対咬合を放っておくと顔が曲がるなどの障害が生じる場合がある。