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身体活動(しんたいかつどう)

安静にしている状態より多くのエネルギーを消費するすべての動作。

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「健康づくりのための身体活動基準2013」において、身体活動・運動・生活活動は以下のとおりに定義されました。

  • 「身体活動」:安静にしている状態より多くのエネルギーを消費する全ての動作のこと。
  • 「運動」:身体活動のうち、体力の維持・向上を目的として計画的・意図的に実施し、継続性のある活動。
    例:ジムやフィットネスクラブで行うトレーニングやエアロビクスなど、テニス・サッカー・バスケなどのスポーツ、余暇時間の散歩や活発な趣味など。
  • 「生活活動」:身体活動のうち、日常生活における労働、家事、通勤・通学など。
    例:買い物・洗濯物を干すなどの家事、犬の散歩・子供と屋外で遊ぶなどの生活上の活動、通勤・営業の外回り・階段昇降・荷物運搬・農作業・漁業活動などの仕事上の活動など。

これらの関係は、身体活動=運動+生活活動とまとめることができます。
身体活動量の簡便かつ客観的な測定方法として、歩数の測定があります。歩数測定は、「国民健康・栄養調査」で採用されている簡便かつ再現性の高い身体活動量の評価方法です。

(最終更新日:2019年7月30日)

澤田 亨

澤田 亨 さわだ すすむ

早稲田大学 スポーツ科学学術院 スポーツ疫学研究室 教授

高知県出身。スポーツや身体活動と健康の関係を疫学的に調査するスポーツ疫学の研究者。これまでに発表した研究が身体活動・運動分野における健康政策のエビデンスとして採用されている。