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澤田 亨

澤田 亨 さわだ すすむ

早稲田大学 スポーツ科学学術院 スポーツ疫学研究室 教授

担当カテゴリ: 身体活動・運動

高知県出身。スポーツや身体活動と健康の関係を疫学的に調査するスポーツ疫学の研究者。これまでに発表した研究が身体活動・運動分野における健康政策のエビデンスとして採用されている。

https://sites.google.com/site/sssawadalab/

ロコモ度テスト

「ロコモ(ロコモティブシンドローム)」とは、骨や関節の病気、筋力の低下、バランス能力の低下によって転倒・骨折しやすくなることで、自立した生活ができなくなり、介護が必要となる危険性が高い状態を指しています。下肢筋力を調べるテストと歩幅を調べるテストによって、ロコモ度を確認することができます。

身体組成の評価

ヒトの身体を構成する組織とその比率(身体組成)は、原子レベルから組織レベルのように、いくつかの視点からとらえることができます。スポーツ科学や健康科学の分野では、体脂肪の推定に応用できる多成分モデルのうち、組織レベルを脂肪組織と脂肪組織以外の組織の二つに区分する2組成モデルが広く用いられています。

運動指導前後の体力測定:筋力・筋持久力

健康体力づくりにおいて筋力・筋持久力が重要であることは言うまでもありません。しかし、運動指導現場で筋力・筋持久力を客観的評価するのは難しいことです。例えば、最も一般的な筋力指標である握力は、生命予後との関連が大きいものの、全身の筋力を反映するとは言い難いです。

運動指導前後の体力測定:有酸素能力(全身持久力)

有酸素能力のゴールデンスタンダードは、心肺運動負荷検査によって求められる最大酸素摂取量や最高酸素摂取量ですが、高価な測定機器と専門的な技能を必要とするので、ここでは、心肺運動負荷検査をせずに間接的に有酸素能力を推定する方法としてオストランドのノモグラム変法を紹介します。

65歳以上の人を対象にした身体活動指針(アクティブガイド)

65歳以上の方も身体活動を実践することによって、糖尿病、心臓病、脳卒中、がん、ロコモ、うつ、認知症などになるリスクが下がることが報告されています。

18歳から64歳の人を対象にした身体活動指針(アクティブガイド)

身体活動を実践することによって、糖尿病、心臓病、脳卒中、がん、ロコモ、うつ、認知症などになるリスクが下がることが報告されています。

座位行動

座っていたり、横になっている状態のことです。学術的には「座位、半臥位(はんがい)、もしくは臥位の状態で行われるエネルギー消費量が1.5メッツ以下のすべての覚醒行動」と定義されます。メッツとは、安静時を基準にした場合のエネルギー消費量のことで、立って会話している場合のエネルギー消費量は1.8メッツ、普通のスピードの歩行は3メッツ(それぞれ、安静時の1.8倍と3倍のエネルギー消費量ということです)。


私たちが寝ていない時間の大半は座位行動を行っているのですが、この時間があまりにも長いと健康問題が発生することが知られています。

健康増進施設認定制度

厚生労働省では、国民の健康づくりを推進する上で適切な内容の施設を認定し、運動型健康増進施設、温泉利用型健康増進施設、温泉利用プログラム型健康増進施設という3種類の施設について大臣認定を行っています。

標準的な運動プログラム

平成29年度~令和元年度 厚生労働科学研究「健康増進施設の現状把握と標準的な運動指導プログラムの開発および効果検証と普及啓発」によって作成された運動プログラムが、リーフレットとしてまとめられています。

「新しい生活様式」において体を動かす工夫

ふだんから元気に体を動かすことで、糖尿病、心臓病、脳卒中、がん、ロコモ、うつ、認知症などになるリスクを下げることができます。「新しい生活様式」においても、生活の中で体を動かす機会をみつけたり、少しでも元気に体を動かす工夫をしましょう。

AED

心臓の致死的な不整脈を感知して電流を流し、心臓を正常に戻すことができる機器。

メッツ / METs

運動強度の単位で、安静時を1とした時と比較して何倍のエネルギーを消費するかで活動の強度を示したもの。

歩数計・活動量計

ヒトの身体活動状況を客観的に評価する機器。

ヒューマンカロリメーター

ヒトのエネルギー消費量をより正確に測定する装置。

呼気ガス分析

呼気中の酸素および二酸化炭素の濃度と容積を分析すること。

片足立ちテスト

足の筋力やバランス機能を調べるための評価方法。

関節可動域 / ROM

各関節が運動を行う際の生理的な運動範囲。

メディカルチェック

医学的検査。診察・血圧測定・血液検査・尿検査・身体計測・心電図・運動負荷心電図・レントゲン撮影など。

ヘルスビリーフモデル

健康行動の促進要因として「脅威の認識」と「メリットとデメリットのバランス」を挙げる健康行動理論のひとつ。

身体活動

安静にしている状態より多くのエネルギーを消費するすべての動作。

健康運動実践指導者

健康増進を目的に作成された運動プログラムに基づいて、トレーニングの実践指導を行うことができる資格。

健康運動指導士

個々人の心身の状態に応じた安全で効果的な運動を実施するための運動プログラムの作成と指導をする者。

運動処方

健康づくりための運動について、頻度・強度・持続時間・運動の種類を規定すること。

CPR / 心肺蘇生法

呼吸・心臓が停止している人に対して、救命のために胸を強く圧迫したり息を吹き込んだりしてその動きを助ける方法。

ヨガ

古代インドから続く悟りを開くための修行法をルーツに持つ運動法。

スポーツマッサージ

主にスポーツ選手のコンディションの維持・疲労回復・運動機能向上を目的に行われるマッサージ。

健康スポーツ医

日本医師会が研修を行い、スポーツ競技者だけでなく一般生活者を含めた健康増進を目的に認定される資格。

ヘルスケア・トレーナー / 運動指導担当者

健康づくりの運動指導プログラム作成および運動指導を行う担当者。
中央労働災害防止協会の専門研修を修了後、登録できる職業的資格。

大腿骨頸部骨折

大腿骨の足のつけね側にあたる部位の骨折。
加齢や運動低下にともない骨密度が減少し筋力の低下が起こってくると、転倒時などに骨折しやすい。