厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト

e-ヘルスネット

脳卒中(のうそっちゅう)

脳の動脈硬化が進み、脳の血管が詰まったり破れたりする病気の総称。

twitterでシェアする

facebookでシェアする

日本人の死因で第3位を占める病気です。脳の血管が破れる「脳出血」、脳動脈瘤が破裂する「くも膜下出血」、脳の血管が詰まる「脳梗塞」に分類されます。

1960年代半ばまで日本では高血圧が要因となる脳出血が極めて多く、これによって脳卒中死亡率が欧米の2倍にものぼっていました。現在では血圧を良好にコントロールできる降圧剤の開発などが進んだため脳出血が減少し、近年は脳卒中の75%を脳梗塞が占めるに至っています。

脳卒中は後遺症が残ることも多く、寝たきりなどの要介護状態となる最大の原因にもあげられますので、特に増えている脳梗塞への対策が求められています。脳梗塞は動脈硬化が脳の血管で進行した結果として起こりますので、メタボリックシンドロームを改善して動脈硬化を防ぐことを目指した特定保健指導における成果が期待されるところです。