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AED(AED)

心臓の致死的な不整脈を感知して電流を流し、心臓を正常に戻すことができる機器。

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AEDは心臓の致死的な不整脈を自動で感知して電流を流し、心臓の動きを正常に戻すことができる機器です。
1分でも早く心臓の動きを正常に戻すと救命率が高いため、学校や空港など人が集まる場所に設置されています。また体育館・運動施設やマラソン大会では準備する必要があります。

AEDは機械が心臓の動きを判断しますので、間違って不要な電流が流れることはありません。
使用方法は機種によって多少違いがありますが、音声や文字案内に沿って使用できます。資格がなくても誰でも使用することができますが、AEDの使用方法と心肺蘇生法を学ぶことができる講習会も多く開催されています。

人が倒れている場面に遭遇したら、必要時は心肺蘇生を行いながら人手を集め、119番へ連絡し、AEDを準備します。心肺蘇生の方法やAEDの使用方法がわからなくても、AEDを探す役目を担う、119番へ連絡する等、あなたができることを行うことで救われる命があります。

(最終更新日:2019年7月30日)

澤田 亨

澤田 亨 さわだ すすむ

早稲田大学 スポーツ科学学術院 スポーツ疫学研究室 教授

1983年福岡大学体育学部卒業。1985年順天堂大学大学院体育学研究科修了。博士(医学)。東京ガス株式会社人事部健康づくり担当者、国立健康・栄養研究所室長を経て、2018年に早稲田大学スポーツ科学学術院に教授として着任。体力と健康に関する研究に従事。専門はスポーツ疫学、公衆衛生学。