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スポーツマッサージ(すぽーつまっさーじ)

主にスポーツ選手のコンディションの維持・疲労回復・運動機能向上を目的に行われるマッサージ。

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スポーツマッサージとは、競技の前・中・後に怪我の予防やパフォーマンス向上、疲労回復、リラクゼーションなどの目的でマッサージを行うことを言います。

スポーツ生理学に基づき、運動中に使われる特定の筋肉をはじめ、身体深くの小さな筋肉や損傷した筋線維など、筋肉ひとつひとつに直接的・間接的にアプローチして筋肉本来の働きを甦らせたり、潜在能力を発揮させることを目的とします。

コンディショニングという観点から、筋肉だけではなくリンパ液や血液・神経や骨にも効果的な影響を与えるような様々な手法が必要となり、一般のマッサージとの手法としての特徴や違いは無くなってきています。

現在では施術者がどれだけスポーツコンディショニングに関して知識と経験があるかどうかというところで区別されています。このためマッサージに必要なあん摩マッサージ指圧師または医師免許に加えて、アスレチックトレーナーやスポーツトレーナーといった関連資格を併せて持っていることが多いのが特徴です。

(最終更新日:2019年7月30日)

澤田 亨

澤田 亨 さわだ すすむ

早稲田大学 スポーツ科学学術院 スポーツ疫学研究室 教授

1983年福岡大学体育学部卒業。1985年順天堂大学大学院体育学研究科修了。博士(医学)。東京ガス株式会社人事部健康づくり担当者、国立健康・栄養研究所室長を経て、2018年に早稲田大学スポーツ科学学術院に教授として着任。体力と健康に関する研究に従事。専門はスポーツ疫学、公衆衛生学。