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PTSD / 心的外傷後ストレス障害(PTSD)

人の対応能力を超えた強い衝撃的な体験が心に傷を残し引き起こされる精神障害。

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PTSDとは災害や事故、犯罪、戦争などの強烈な非日常体験、DVや児童虐待などの近親者を主とする人間関係内における傷害体験など、人間本来の想像を超えた体験がきっかけとなって、脳が生理的な変化を起こし、精神障害を引き起こすことです。幼児などの脳の成長過程でそのような体験をすると脳の発育に障害を引き起こすことが判っており、成人の場合も、検査で判別が出来るかどうかに関わらず何らかの機能障害が生じると考えられております。

脳の機能障害によって起こるため、意識的なコントロールが難しく治療は非常に難しくなります。
症状として、代表的なものが3つ挙げられます。

フラッシュバック
事故・災害などの体験を突然鮮明に思い出し追体験する
回避行動
原因となった出来事・人物に関する事物を回避したり、記憶の呼び起こしを回避する
覚醒亢進
ささいな刺激にも過敏反応する イライラや不安感 注意力散漫 感情のたかぶり

回避行動が過剰になると、悲しみなどの苦痛から逃れるために心理的な機能を低下させて抑うつ状態になることがあります。
治療方法としては、薬物治療による精神的な安定を図った上で、自己の体験を自由に語らせるナラティブセラピーが主流となっています。