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ネグレクト(ねぐれくと)

幼児・高齢者などの社会的弱者に対し、その保護・養育義務を果たさず放任する行為のこと。

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幼児・児童・高齢者・障害者などに対し、その保護、世話、養育、介護などを怠り、放任する行為のことをいいます。
身体的・精神的・性的虐待とならぶ虐待のひとつであり、日本では特に子どもへのネグレクト、「育児放棄」を指すことが多いようです。近年では高齢者に対して世話・介護を怠るネグレクトも増加しており、それぞれ「児童虐待防止法」(平成12年施行)「高齢者虐待防止法」(平成18施行)にも明確に定義されています。

ネグレクトはその状況により、物理的には問題がないのに保護を放棄する積極的ネグレクトと、知識・経済力の不足や疾患のために保護ができない消極的ネグレクトに分けられますが、基本的には保護者の意識が対象に向かっていない状態といえます。
子どもの場合、成長に必要不可欠な食物を与えない、予防接種や病気の治療を受けさせない、情緒的ケアをしない、1人で長期間放置する、学校へ行かせないなどがあり、幼少時期にこういったネグレクトにさらされた場合、適切な親子関係が築かれないために、将来の人格形成などに重大な影響を及ぼすと言われています。

なお、ネグレクトや虐待を受けている可能性がある子どもを発見した場合、医師と看護師の場合はただちに地域の児童保護局に届けることが義務づけられており、また、された側が負傷・死亡した場合には、ネグレクトをした者が刑法により処罰の対象となります。