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心療内科(しんりょうないか)

心理的原因から起る身体疾患を心身両面から総合的に診ていくための心身医学を実践する診療科。

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心療内科とは緊張やストレスなどの心理的な影響が原因で起こる身体の疾患(心身症)を従来の身体的な治療のみならず、併せて心理面での治療やケアを行うことを目的とした心身医学を母体とする診療科です。

生活習慣病・ストレス関連疾患・緩和ケア・更年期障害など医療の求められるものに、心理的な要素が大きくなってきたことを踏まえて、今まで切り捨てられて来た心理的、社会的なアプローチを加えた新しい医療モデルとして発展してきました。

心身医学はドイツにおいて精神科を母体として発展して来ました。日本では内科医・小児科医を中心として発展して来た経緯があるため内科を標榜していますが、内科領域外の心身症を対象とする診療科が無いために領域外の診療も行っているのが現状です。また、精神科へ行くことへの抵抗感から心療内科が利用されているという現実もあります。

このため、診療する病名は過敏性腸症候群・潰瘍性大腸炎・機能性胃腸炎などの内科疾患からがん患者の緩和ケア、腹痛・頭痛・腰痛・顔面痛などの慢性疼痛、ストレスが関与する虚血性心疾患や動悸、肥満症、偏頭痛、めまいなど多岐にわたります。