不安が伴う様々な症状が通常の限度を超えてしまい、行動や心理的に障害をもたらす。その症状や種類に基づいて診断・治療が施される。
元々正常な反応であるはずの不安が、日常生活にも支障を来たすほど強く長く続いたり頻繁に起こるようになり、それと共に動悸や呼吸困難、めまい、不眠、イライラなどの不安発作(パニック発作)が起こることをいいます。
不安症には、社交不安症(社交不安障害)、全般不安症(全般性不安障害)、パニック症(パニック障害)など、いろいろな症状が含まれます。また障害が起こる周期や時間、強さも様々です。
原因として、ストレスに対する反応が不適切な場合や、遺伝・体の異常や薬の使用などが考えられています。
症状は個人差が大きく、また精神的な障害との区別も必要なので、治療は個々の患者の症状を基にして実施されます。治療法も、薬物療法や認知行動療法などそれぞれ異なるため、専門医の診断が必要です。
(最終更新日:2021年3月12日)