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双極性障害(そうきょくせいしょうがい)

ある期間でうつ状態と躁状態が交互に繰り返される気分障害。

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双極性障害はうつ病とともに、ある期間続く気分の変調により、苦痛を感じたり社会生活に支障を来す気分障害とされています。以前は「躁うつ病(そううつびょう)」と呼ばれていました。有病率は1%といわれています。

症状はうつ状態と躁状態をある期間ごとに繰り返すものです。
うつ状態とは楽しいことがあっても気分が晴れない「抑うつ状態」と、なにをしても楽しいと感じない、興味がわかないなど「興味喜びの喪失状態」の2つの精神状態で表されます。身体的には、食欲・睡眠などの活動全般が極端に低調になるか増加します。
躁状態とは、気分が著しく昂揚した状態が一定期間つづきます。躁状態が進むと気が不必要に大きくなったり、注意力が極端に散漫になったり、買い物などに耽ったり、多弁になったり、睡眠欲求がなくなったりします。性格が明るく開放的になる場合や、イライラしたり怒りっぽくなるなど攻撃性が高くなる場合、その両方を示すこともあり社会生活に支障を来すことがあります。

原因は、明らかになっていません。

治療は、薬物療法が確立されており、服薬している限り症状は軽く抑えられ、再発を防止できます。ただし、躁状態の場合、患者は病気であることの自覚が乏しく、治療につながるまでに時間がかかることがあります。

(最終更新日:2021年3月12日)

⻄ ⼤輔

⻄ ⼤輔 にし だいすけ

東京大学大学院医学系研究科 精神保健学分野 准教授

2000年九州大学医学部卒業。2010年九州大学大学院医学研究院精神病態医学専修生満了。医師、博士(医学)。精神保健指定医、日本精神神経学会専門医・指導医、日本医師会認定産業医、社会医学系専門医・指導医。2018年より現職。

安間 尚徳

安間 尚徳 やすま なおのり

東京大学大学院医学系研究科 精神保健学分野

2012年日本大学医学部医学科卒業。同年国立国際医療研究センター病院入職、14年国立精神・神経医療研究センター病院入職、18年東京大学大学院医学系研究科入学および国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所地域・司法精神医療研究部研究生。日本精神神経学会専門医・指導医、精神保健指定医。