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躁鬱病(そううつびょう)

ある期間でうつ状態と躁状態が交互に繰り返される気分障害。

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躁鬱病はうつ病とともに、ある期間続く気分の変調により、苦痛を感じたり社会生活に支障を来す気分障害とされています。うつ病が「こころの風邪」と呼ばれ誰でも発症する可能性があるのに対して、躁鬱病は有病率が1%とうつ病の1割程度の珍しい疾患です。

症状はうつ状態と躁状態をある期間ごとに繰り返すものです。
うつ状態とは楽しいことがあっても気分が晴れない「抑うつ状態」となにをしても楽しいと感じない、興味がわかないなど「興味喜びの喪失状態」の2つの精神状態で表されます。身体的には、食欲・睡眠などの活動全般が極端に低調になるか増加します。
躁状態とは、気分が著しく昂揚した状態です。躁状態が進むと気が不必要に大きくなったり、注意力が極端に散漫になったり、買い物などに耽ったり、多弁になったり、睡眠欲求が無くなったりします。性格が明るく開放的になる反面、イライラしたり怒りっぽくなるなど攻撃性が高くなり社会生活に支障を来すことがあります。

原因は、ストレスが主な因子であるうつ病と違い、遺伝的な要因でセロトニンなどの過敏性があるために、神経伝達がバランスを欠く状態になるため起こると考えられています。

治療は、薬物療法が確立されており、服薬している限り症状は軽く抑えられ、再発を防止出来ます。ただし、躁状態の患者は病気の自覚が薄く治療に漕ぎ着けるまで時間がかかってしまいがちです。