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タウリン(たうりん)

たんぱく質が分解される過程でできるアミノ酸に似た物質。魚介類や軟体動物に多く含まれ、消化管内でコレステロールの吸収を抑える働きなどを持つ。

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たんぱく質が分解される過程で出来るアミノ酸に似た物質です。貝類やイカ・タコといった軟体動物に多く含まれています。
人間には体重の0.1%のタウリンがあるといわれ、心臓・肺・肝臓・脳・骨髄などのさまざまな臓器や組織に広く含まれていることから、生命の維持に必要な成分と考えられています。

タウリンは、胆汁酸と結びつくことでコレステロールを消費してコレステロールを減らす、心臓や肝臓の機能を高める、視力の回復、インスリン分泌促進、高血圧の予防など、さまざまな効果があると言われています。
母乳の中にも多く含まれ、乳児の発達に関わっています。

人間の体内でも作り出すことができますが、必要量には足りないため、食品から取り入れる必要があります。医薬部外品のドリンク剤の成分としてもよく利用されています。