経口でニコチンを含まないタイプの禁煙補助薬。脳内のα4β2ニコチンレセプターに作用し、喫煙時の離脱症状を抑える作用と喫煙しても満足感を得られない作用両方を持つ。
身体の脂肪量を計測するための器具。
家庭で簡単に計測できる生体インピーダンス法が主流。
体に占める脂肪の比率。生活習慣病との相関は薄いため、メタボリックシンドロームの診断基準には採用されていません。
タバコを消した後に残留する化学物質を吸入すること。残留受動喫煙、サードハンド・スモークとも呼ばれる。
ある特定の疾患を発見するために行われる臨床的な検査。
健康診断あるいは健康診査の略語で全身の健康状態を検査する目的で行われる。
薬を使って脳梗塞の血栓を溶かす療法。
t-PA(組織プラスミノーゲン活性化因子)が特効薬として期待されている。
細い管を血管に挿入し、脳や心臓・肝臓などの疾患まで延ばし血管内で治療する手術法。
脳に血液を送る首の動脈を超音波で簡単に視覚化できる検査。動脈硬化の早期発見や進行具合を確認する。
腎臓や泌尿器の機能障害で尿に必要以上のタンパク質が出てしまうこと。
脳の動脈硬化が進み、脳の血管が詰まったり破れたりする病気の総称。
運動をして心臓に負荷をかけたときの心電図変化をみる検査。
内臓脂肪が増えると脂肪細胞自体からの分泌が高まり、血液中のアンジオテンシンを増加させて血圧を上昇させる物質。
血中でコレステロールなどを運ぶ低比重リポたんぱく(LDL)が活性酸素などによって酸化されたもの。
肉や魚・食用油など食品中の脂質や、体脂肪の大部分を占める物質。単に脂肪とも呼ばれる。
血液中に含まれる脂質。中性脂肪やコレステロールなどが存在し、バランスが崩れると動脈硬化を促進する。
肝臓で作られたコレステロールを全身へ運ぶ役割を担っており、増えすぎると動脈硬化を起こして心筋梗塞や脳梗塞を発症させる、悪玉コレステロール。
余分なコレステロールを回収して動脈硬化を抑える、善玉コレステロール。
糖尿病の合併症のひとつで、目の網膜に起きる障害。進行すると失明に至る。
糖尿病の合併症で腎臓の機能が低下した症状。
糖尿病の合併症としてしばしば神経に起こる障害。運動障害・知覚障害・自律神経障害などの症状が表れる。
食後2時間が過ぎても、血糖値が高い状態のこと。隠れ糖尿病を発見するために役立つ。
血糖値が高い状態。
特定健診では空腹時血糖100mg/dl以上を特定保健指導の基準値としている。
血液内のブドウ糖の濃度。
食前・食後で変動する。低すぎると低血糖、高すぎると高血糖を引き起こす。
膵臓から分泌されるホルモンの一種。糖の代謝を調節し、血糖値を一定に保つ働きを持つ。
肥満タイプのひとつで、主に皮下組織に脂肪が過剰に蓄積している状態。比較的女性に多くみられる。
肥満タイプのひとつで、腹腔内の腸のまわりに脂肪が過剰に蓄積している状態。比較的男性に多くみられる。
食事の量を制限したり、エクササイズや運動をしたりして減量すること。
極端な摂取制限は、リバウンドの恐れがあるだけでなく健康に害を及ぼす。
尿酸の血中濃度が異常に高まった状態。痛風発作の原因となる。
へその高さで計る腰回りの大きさ。内臓脂肪の蓄積の目安とされ、メタボリックシンドロームを診断する指標のひとつ。
ウエスト周囲径をヒップ周囲径で割った値。肥満の体型指標として用いられる。
[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]で算出される値。肥満や低体重(やせ)の判定に用いる。
弱った動脈壁にできる風船状のコブ。破裂する前の状態で痛みなど自覚症状がないことが多い。
手足の血管に起こる動脈硬化。
冷感・しびれ・歩行時の痛みを感じる。進行すると手足に潰瘍ができて壊死することもある。
動脈の血管が硬くなって弾力性が失われた状態。
内腔にプラークがついたり血栓が生じたりして血管が詰まりやすくなる。
ヘモグロビンにグルコースが非酵素的に結合した糖化蛋白質。
糖尿病の過去1~3ヵ月のコントロール状態の評価を行う上での重要な指標。
心臓の拍動で大動脈が振動して発生する波形。
手足に到達する速度で動脈硬化の進行をチェックできる。
心臓で作られた血栓が脳へ塞栓として運ばれ、脳梗塞を引き起こすこと。
突然発症して麻痺や意識障害が起き、死に至る場合もある危険な脳梗塞。
たんぱく質を分解する酵素の一種。
飲酒量が多いときや胆道系疾患などで値が上昇し、肝機能の指標とされる。
歩行時にふくらはぎなどの筋肉が痛み、歩きつづけることができない状態。
神経性と血管性の二種類の疾患が考えられる。
安静にしているのに痛みがとれずに増していく状態。
腰痛や内臓疾患・腫瘍などさまざまな原因によって生じる。
血液に占める赤血球の割合、またはその検査。貧血を判断するのに用いられる。
鉄とたんぱく質が結びついた赤色素たんぱく質で赤血球に含まれる。
血液中に含まれるヘモグロビンの量を血色素量と呼ぶ。
腎機能が慢性的に低下したり、尿たんぱくが継続して出る状態。
個人間における、人の遺伝情報を担うDNAの塩基配列における1塩基の違い。
ヒトでは細胞内小器官である核とミトコンドリア内に存在する遺伝情報を担っている物質。
骨を構成するカルシウムなどのミネラル成分のつまり具合。骨の単位面積当たりの骨塩量で算出される。
インスリンに対する感受性が低下し、インスリンの作用が十分に発揮できない状態。
心臓の致死的な不整脈を感知して電流を流し、心臓を正常に戻すことができる機器。
筋肉に抵抗(レジスタンス)をかける動作を繰り返し行う運動。
海上または海中を活動の場としているスポーツ。
太腿の表・裏・お尻といった下肢全体をまんべんなく鍛えるレジスタンス運動の種目のひとつ。
酸素を使い体内の糖質・脂質をエネルギー源とする、筋肉への負荷が比較的軽い運動。
短い時間に大きな力を発揮する短距離走やレジスタンス運動などの強度の高い運動。
水の特性(浮力・水圧・水温・抵抗)を利用したエクササイズ。
野外で活動する運動の総称。一般には自然の中(特に野山)で活動する運動をさすことが多い。
運動強度の単位で、安静時を1とした時と比較して何倍のエネルギーを消費するかで活動の強度を示したもの。
ヒトの身体活動状況を客観的に評価する機器。
ヒトのエネルギー消費量をより正確に測定する装置。
メディカルチェックを行ない導き出される各個人にあった運動の強さ。
両膝を曲げずに座位姿勢を取った状態から腰関節を前屈させ、前屈の度合いを長さで測定することで柔軟性を評価する方法。
体力の一要素であり、筋肉と腱が伸びる能力のこと。動きのしなやかさだけでなく、傷害の予防などにも関係する。
全身持久力とも呼ばれる。心臓や肺の機能に依存する身体のスタミナや粘り強さのこと。
呼気中の酸素および二酸化炭素の濃度と容積を分析すること。
地球の重力に対して姿勢を保持するために働く筋肉。
筋肉が一回の収縮で発揮する力と筋肉が繰り返し収縮し続ける能力。
足の筋力やバランス機能を調べるための評価方法。
各関節が運動を行う際の生理的な運動範囲。
医学的検査。診察・血圧測定・血液検査・尿検査・身体計測・心電図・運動負荷心電図・レントゲン撮影など。
健康行動の促進要因として「脅威の認識」と「メリットとデメリットのバランス」を挙げる健康行動理論のひとつ。
社会的関係の中でやりとりされる支援。健康行動の維持やストレッサーの影響を緩和する働きがある。
ストレスの基にうまく対処しようとすること。問題焦点コーピングと情動焦点コーピングに分けられる。
安静にしている状態より多くのエネルギーを消費するすべての動作。
自分の健康状態をコントロールしている場所がどこにあるかを考えることを指し、大きく内的と外的に分けられる。
運動競技において最高の能力を発揮出来るように精神面・肉体面・健康面などから状態を整えること。
健康増進を目的に作成された運動プログラムに基づいて、トレーニングの実践指導を行うことができる資格。
個々人の心身の状態に応じた安全で効果的な運動を実施するための運動プログラムの作成と指導をする者。
運動・活動量の単位で、運動強度の指標であるメッツ(METs)に活動時間(時)をかけた量の単位。
健康づくりための運動について、頻度・強度・持続時間・運動の種類を規定すること。
それまでひとつの物事に没頭していた人が、心身の極度の疲労により燃え尽きたように意欲を失い、社会に適応できなくなること。
持久力を要する運動を長期間続けていた競技者などが持つ、通常より大きく肥大した心臓。
高齢になるに伴い、筋肉の量が減少していく現象。
スポーツなどによって生じた生理的な疲労が十分に回復しないまま積み重なって引き起こされる慢性疲労状態。
日常生活の動作で、呼吸が息苦しく息切れがすること。肺や気管支系または心臓疾患が原因で起きる。
呼吸・心臓が停止している人に対して、救命のために胸を強く圧迫したり息を吹き込んだりしてその動きを助ける方法。
脳内で働く神経伝達物質の一種。鎮痛効果や気分の高揚・幸福感などが得られるため、脳内麻薬とも呼ばれる。
一定の時間内に心臓が拍動する回数のこと。通常は1分間の回数を指す。
身体の成分組成のことで、体脂肪と骨と除脂肪軟組織の三要素に分類される。体組成とも呼ばれる。
古代インドから続く悟りを開くための修行法をルーツに持つ運動法。
妊娠中の運動不足を解消するために行われるエクササイズ。
ヨガや太極拳のエッセンスを取り入れたエクササイズで、胸式呼吸法とインナーマッスル強化が特徴。
ストレッチあるいは柔軟運動(体操)とも呼ばれる筋肉の柔軟性を高め怪我の予防やリハビリ・疲労回復のための運動。
ステップ台と呼ばれる踏み台を使って、音楽のリズムに合わせながら昇降運動を行うエクササイズ。
水の中を歩くこと。通常はプールなどでトレーニングとして行われる。
運動を行うことで、障害や疾患の治療を行う療法。
「歩く」という老若男女を問わず行うことが可能な活動を、動作の質や強度を考慮することによって、健康増進や生活習慣病予防のための運動とすること。
糖質が解糖系(嫌気的代謝)で代謝・分解されてできる生成物。
身体の中では筋肉でエネルギーを作るとき、糖(グリコーゲン)が分解されてできる。
運動の強さを増していくとき、筋肉のエネルギー消費に必要な酸素供給が追いつかなくなり、血液中の乳酸が急激に増加し始める強度の値。
生物が酸素を用いる好気呼吸を行うときに起こす細胞呼吸の3つの代謝のうちの最終段階。電子伝達系ともいう。
運動時の呼気の状態から決定された無酸素性作業閾値のこと。