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ファストフードのエネルギー(カロリー)

ハンバーガーをはじめとして、ごはん類や麺類などのファストフードが身近な存在になっています。しかし、それらは一般的に高エネルギー(カロリー)・高脂質である一方、ビタミン・ミネラル・食物繊維が不足しやすく、栄養のバランスが悪くなりがちです。ファストフードを食べる際は、回数や量を調節し、野菜を使ったサイドメニューを追加するなど、工夫してメニューを選びましょう。

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ファストフード(fast food)とは短い時間で提供される手軽な食品や食事のことを言います。日本のファストフードには、ハンバーガーだけではなく、牛丼・天丼・おにぎりなどのごはん類、ラーメンやうどんなどの麺類といった様々な種類があります。ファストフードはどこでも手に入れることができ、安くて、簡単に食べられることもあり、食事や間食として利用されています。しかし手軽さゆえに肥満のもとにもなりかねません。

ところでみなさんはハンバーガーショップを利用する場合、どのようなメニューを注文することが多いですか? お徳感のあるセットメニューを勧められてついつい…という場合もあるのではないでしょうか? 一般的なセットメニューで「ハンバーガー・フライドポテト・炭酸飲料」を選択した場合、なんと1食で1日に必要なエネルギー(カロリー)のおよそ半分をとることになってしまいます。さらに脂質と食塩の量が多く、ビタミンミネラル食物繊維は不足し、栄養のバランスが悪くなりがちです。

それではファストフードを利用する場合どのようなことに気をつけると良いのでしょうか。一般的に、メインメニューはSサイズMサイズのように、大きさを選べることが多いので、小さめのものを選ぶようにしましょう。最近ではファストフードも日々進化し、野菜を多く食べることができるような、サラダ・スープ・味噌汁などのサイドメニューも豊富になってきています。メインメニューのサイズを小さくした分、そのようなサイドメニューをプラスしてみてはいかがでしょうか。野菜にはビタミン・ミネラル・食物繊維などの栄養素が含まれていますので、栄養のバランスもぐんと良くなります。また飲み物では、砂糖の含まれていないようなお茶や野菜ジュースなどを選択するのも良いでしょう。

ファストフードを食べてはいけないわけではありません。大切なことは、一般的に高エネルギー・高脂質・野菜不足になりがちであることを知り、それを補うようにメニューを組み合わせることと、これまでよりファストフードを食べる量や、回数を減らすなどの工夫をすることです。

ファストフードのエネルギー(カロリー)

(最終更新日:2019年6月14日)

猿倉 薫子 さるくら のぶこ

相模女子大学 栄養科学部 健康栄養学科 准教授

参考文献

  1. 足立己幸 監修、針谷順子 著
    改訂版 食事のコーディネートのための主食・主菜・副菜料理成分表
    群羊社, 2004.
  2. 文部科学省 科学技術・学術審議会
    日本食品標準成分表2015年版(七訂) 
    2015.