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受動喫煙(じゅどうきつえん)

副流煙と呼出煙とが拡散して混ざった煙を吸わされてしまう、あるいは吸わせてしまうこと。一酸化炭素やニコチンの代謝物が、喫煙者と同じくらい検出されることがある。

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吸い口から喫煙者本人が吸うたばこの煙のことを「主流煙」と言いますが、反対側から立ち上る煙のことを「副流煙」、また喫煙者が吐き出した煙を「呼出煙」と言います。特に室内などでは、喫煙者の喫煙開始後ただちにこれら副流煙と呼出煙とが拡散して混ざります。このように、喫煙するつもりもないのにたばこの煙を吸わされてしまう、あるいは吸わせてしまうことがあります。

副流煙ではフィルターなどがないこともありますが、燃焼の温度が低く、それだけ不完全燃焼が起こりやすく、生成される物質の分布も主流煙とは異なります。また家庭内や車内など、継続的にこうしたたばこの煙にさらされることにより、たばこを吸わない人であっても、たとえば一酸化炭素やニコチンの代謝物が、喫煙者と同じくらい検出されることがあります。

日本では社会全体としてたばこの煙に違和感が少ない時期があったようですが、実は昭和初期に「受け身の喫煙」と言及されていたこともあり、影響は決して小さくありません。日常生活において、たばこの煙ほど継続的に高濃度の曝露を受ける場面はあまり見当たりません。改めてたばこの煙を吸わされること、あるいは吸わせてしまうこと、について考える必要があります。