血糖値が高い状態。
体の臓器や組織では、細胞がたえず血糖(血液中のブドウ糖)を取り込み、エネルギーに換えて活動しています。その取り込み作業にはインスリンが不可欠で、インスリンの作用が不足すると、血糖値が高い状態すなわち高血糖をまねきます。
特定健診(特定健康診査)では、空腹時血糖ないし随時血糖※100mg/dl以上またはHbA1c(ヘモグロビンA1c)5.6%以上(NGSP)を特定保健指導の基準値(保健指導判定値)としています[1]。
一方、メタボリックシンドロームの診断基準では空腹時血糖110mg/dl以上を高血糖としています[2]。
糖尿病の診断には、また別の基準が用いられます。
※特定健診では、「やむを得ず空腹時以外に採血を行い、HbA1cを測定しない場合は、食直後を除き随時血糖により血糖検査を行うこと」が認められています。空腹時とは「絶食10時間以上」、食直後とは「食事開始時から3.5時間未満」を指します[1]。
(最終更新日:2023年07月12日)