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ヘモグロビンA1c / HbA1c(へもぐろびんえーわんしー)

ヘモグロビンにグルコースが非酵素的に結合した糖化蛋白質である糖化ヘモグロビンの1つ。
糖尿病の過去1~2カ月のコントロール状態の評価を行う上での重要な指標。

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赤血球の中にあるヘモグロビンA(HbA)にグルコース(血糖)が非酵素的に結合したもので、健康診断や検査では、HbA1cとも表記されます。ヘモグロビン全体に対する割合(%)として表されます。

食事から採血までの時間の影響を受けやすい血糖値と比較して、そうした影響を受けにくく、過去1~2カ月の平均的血糖値を反映することが知られています。糖尿病の早期発見や血糖コントロール状態の評価に有用な検査指標です。

(最終更新日:2023年06月20日)

山岸 良匡

山岸 良匡 やまぎし かずまさ

筑波大学医学医療系 社会健康医学 教授

茨城県出身。2000年筑波大学医学専門学群(現・医学類)卒業、03年筑波大学大学院博士課程修了。医師、博士(医学)、社会医学系専門医・指導医。筑波大学講師、准教授、ミネソタ大学客員講師などを経て、19年より現職。循環器疾患などの生活習慣病の予防実践と疫学研究が専門。

参考文献

  1. 厚生労働省. 標準的な健診・保健指導プログラム【平成30年度版】.
    https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000194155.html