Hb(ヘモグロビン)は、赤血球内に存在する鉄を含むたんぱく質のこと。血色素量は、血液中に含まれるヘモグロビンの量。
ヘモグロビン(Hemoglobin)とは、赤血球に含まれる赤い色素たんぱく質のことです。鉄(ヘム)とたんぱく質(グロビン)が結びついたもので、血液が赤い色をしているのはヘムが赤色素を持っているためです。
血色素量は体内の血液中に含まれるヘモグロビンの量を表します。ヘモグロビンは肺で酸素と結びつき、身体全体に酸素を運ぶ働きをしています。
ヘモグロビンの値が高い場合は多血症や脱水を、低い場合は鉄欠乏性貧血などを疑います。貧血時には、動悸、息切れ、顔色不良、疲労感などを呈しますが、無症状の場合もあるため注意が必要です。特定健診では「詳細な健診」の項目に含まれ、医師が必要とした場合に測定されます。
(最終更新日:2024年7月18日)