膵臓から分泌されるホルモンの一種。糖の代謝を調節し、血糖値を一定に保つ働きを持つ。
インスリンは膵(すい)臓から分泌されるホルモンの一種です。
膵臓にはランゲルハンス島(膵島)と呼ばれる部位があり、その中のβ細胞から分泌されます。
食後に血糖値(血液中のブドウ糖濃度)が上昇すると、膵臓からインスリンが分泌されます。インスリンが細胞の受容体に結合すると、細胞は血液中のブドウ糖を取り込み、エネルギー源として利用します。余ったブドウ糖はインスリンの働きによりグリコーゲンや中性脂肪に合成され蓄えられます。これらの作用により血糖値が下がります。このように、血糖値を下げる働きをするホルモンはインスリンだけです。
(最終更新日:2024年5月27日)