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村上 晴香 むらかみ はるか

立命館大学 スポーツ健康科学部 教授

担当カテゴリ: 身体活動・運動

広島女子大学家政学部卒業。筑波大学大学院体育研究科修了。博士(スポーツ医学)。
筑波大学にて助手、研究員、医薬基盤・健康・栄養研究所にて研究員、室長を経て、2020年より現職。身体活動や運動行動に関する研究を行っている。

身体活動・運動と遺伝的要因

身体活動量を増加させることは、生活習慣病や心血管疾患の発症リスクを低減させます。しかしながら、この身体活動量の多寡や運動量には、後天的要因だけでなく、一部遺伝的要因も関与していることがわかっています。現在、どのような遺伝子の違い(多型)により、それが左右されるのかを調べる研究が行われています。

身体能力と遺伝(遺伝子多型)

持久的能力や筋力といった身体能力には、一部に遺伝的要因が関与していることが明らかとなっています。近年ではどのような遺伝子における違い(多型)が関与しているかが研究されており、今後遺伝子タイプによる種目の選択や、個人に適したトレーニング方法が提供できるようになるかもしれません。

有酸素性エネルギー代謝

ヒトが生命を維持するためには、生体内においてエネルギーを作り出すことが必要です。有酸素性エネルギー代謝は、そのエネルギー生成過程のひとつの経路で、主に脂肪酸をエネルギー源として利用します。このエネルギー代謝は、運動中においても重要な働きをしています。



開示すべきCOIはありません。