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家光 素行

家光 素行 いえみつ もとゆき

立命館大学 スポーツ健康科学部 スポーツ健康科学科 教授

担当カテゴリ: 身体活動・運動

2003年筑波大学大学院医学研究科博士課程修了。博士(医学)。スポーツ生理・生化学を専門。筑波大学大学院人間総合科学研究科助手(04年~07年)、国立健康・栄養研究所健康増進プログラム運動ガイドラインプロジェクト客員研究員(07年~現在)、10年より現職。日本体力医学会評議員、日本運動生理学会評議員、日本体力医科学会編集委員などを務める。心血管疾患、糖尿病、肥満などにおける運動効果の機序解明について多くの論文を報告している。

http://www.ritsumei.ac.jp/~iemitsu/

糖尿病を改善するための運動

糖尿病の治療には、運動療法・食事療法・薬物療法の3本柱があります。運動療法により血糖コントロール・インスリン抵抗性・脂質代謝の改善が得られ、糖尿病を改善します。運動療法の目標として、運動の頻度はできれば毎日、少なくとも週に3~5回、運動強度は中等度(ややきつい)の全身を使った有酸素運動、運動時間は各20~60分間行い、計150分以上が一般的に勧められています。また、週に2~3回のレジスタンス運動を同時に行うことが勧められています。

高血圧症を改善するための運動

高血圧治療の基本は生活習慣の修正(運動療法・食事療法)と薬物治療があります。運動療法として、運動の頻度は定期的に(できれば毎日)実施し、運動量は30分以上、強度は中等度(ややきつい)の有酸素運動が一般的に勧められています。運動療法により降圧効果が得られ、高血圧症が改善されます。

脂質異常症を改善するための運動

脂質異常症の治療は、生活習慣の改善が根幹であり、安易な薬物療法は慎み、薬物療法中も生活習慣の改善を行うべきとされています。運動療法として、中強度以上の有酸素運動を中心に定期的に(毎日合計30分以上を目標に)行うことが推奨されています。運動療法により血中脂質の改善効果が得られ、脂質異常症を改善します。