世界保健機関(WHO)は、1948年4月7日に設置され、スイスのジュネーブに本部があり、加盟国は現在194カ国。
たばこ規制においては、2003年に公衆衛生分野で初めての国際条約である「たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約(たばこ規制枠組条約)」の成立を実現。
世界保健機関(WHO)は、1945年に国連で国際的な保健機関の必要性について議論があって1948年4月7日に設置されました。この日は毎年世界保健デーとされています。他のいくつかの国際機関と同様、スイスのジュネーブに本部があります。加盟国は現在194カ国です。
毎年5月に世界保健総会が開催され、様々な保健上の課題を議論して意思決定を行っていますが、将来の世界保健総会での課題の検討など上位的な意思決定については、日本からを含む34人の委員から構成される実行委員会で行っています。
WHOには現在6つの地域事務局が各地にあり、日本は中国、韓国、ニュージーランドなどと同様に西太平洋領域に含まれており、その事務局(Western Pacific Regional Office: WPRO)はフィリピンのマニラに設置されています。
WHOは、設立40周年を迎えた1988年より「世界禁煙デー」を定め、世界各国に向けて禁煙を推進するためのイベントを毎年実施しています。また、世界の人々をたばこの被害から守るために、たばこ規制枠組条約の成立に中心的にかかわり、2003年に同条約が成立し、2005年に発効しています。これは、公衆衛生分野での最初の国際条約です。
(最終更新日:2018年11月01日)