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福村 智恵 ふくむら ともえ

大阪公立大学大学院 生活科学研究科 准教授

担当カテゴリ: 栄養・食生活

博士(栄養学)、管理栄養士。大阪市立大学助手、講師を経て2016年より現職。
専門は応用栄養学、公衆栄養学。

交代制勤務者の食生活に関する留意点

わが国において交代制勤務は必要不可欠な勤務形態であり、交代制勤務に従事する勤労者の割合は年々増加の一途を辿っています。交代制勤務者は日によって勤務時間が異なり、睡眠時刻や食事の摂取時刻等が常に不規則になる生活を余儀なくされるため、体内に存在する生体リズムが乱れやすいと考えられます。

便秘と食習慣

快便は、快食、快眠と並び健康的な生活を支える三原則の一つと言われています。しかし、不規則な食生活やバランスの偏った食事、運動不足やストレスなどの要因、ならびに近年の高齢化の進展に伴い、便秘の有訴者率が増加傾向にあります。ここではまず、2017年10月に発行された慢性便秘症診療ガイドライン2017[1]より、便秘・便秘症の定義と診断基準をご紹介した後、その予防と治療における食習慣を含めた生活習慣のあり方について解説します。



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