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松﨑 尊信

松﨑 尊信 まつざき たかのぶ

独立行政法人 国立病院機構 久里浜医療センター 精神科診療部長

担当カテゴリ: 飲酒

2000年九州大学医学部卒。同年同精神科教室に入局、同附属病院にて臨床研修、2010年九州大学大学院にて博士号(医学)。2013年厚生労働省精神・障害保健課依存症対策専門官、2016年より久里浜医療センター勤務。2017~2022年厚生労働省健康課参与(併任)。
精神保健指定医、日本精神神経学会認定専門医、日本医師会認定産業医。

20歳未満の者の飲酒

日本には、1922年に制定された「20歳未満の者の飲酒の禁止に関する法律」がある。しかしながら、諸外国と同様に、20歳未満の者の飲酒は日本でも大きな社会問題となっており、1996年以降定期的に20歳未満の者の飲酒をモニターするための全国調査[1]を行っている。

エタノールパッチテスト

低活性型および非活性型の2型アルデヒド脱水素酵素(ALDH2)をもつ人(≒赤型体質)と、活性型ALDH2をもつ人(≒白型体質)とを簡単に弁別するテスト。

健康日本21(第二次)におけるアルコール対策

「健康日本21(第二次)」とは、2013(平成25)年から行われている国民健康づくり運動のことです[1]。基本方針に基づいて設定された53項目の目標の中で、飲酒(アルコール)に関して3つの目標が設定されています。2022年10月の最終評価では、改善がみられなかった項目もあり、アルコール健康障害対策のさらなる推進が重要視されています。

若者の飲酒と健康

若者の飲酒は、急性アルコール中毒やアルコール依存症等のリスクが高く、事件・事故の関連も深いという特徴があります。若者のアルコール関連問題の対策としては、飲酒禁止年齢を用いた対策が効果的です。



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