厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト

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日本人の食事摂取基準(にほんじんのしょくじせっしゅきじゅん)

健康増進法(平成14年法律第103号)第16条の2に基づき厚生労働大臣が定めるものであり、国民の健康の保持・増進を図る上で摂取することが望ましいエネルギー及び栄養素の量の基準を示すもの。

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現行の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」は、健康の保持・増進、生活習慣病の発症・重症化予防に加え、新たに高齢者の低栄養予防・フレイル予防も視野に入れて策定されています。食生活の変化や最新の研究成果などに基づき5年ごとに改定されており、2019年12月に報告書が公表されました。

食事摂取基準では、エネルギーや栄養素の「摂取量の範囲」を定めて、欠乏症だけではなく過剰摂取も防ぐことができるよう配慮されています。

それぞれの基準は、エネルギーについては「推定エネルギー必要量」、栄養素については、「推定平均必要量」、「推奨量」、科学的根拠が得られない場合の「目安量」、生活習慣病予防のため当面の目標とすべき摂取量やその範囲を示す「目標量」、とり過ぎることで健康を損なうことのない最大量を示す「耐容上限量」という指標が設定されています。

(最終更新日:2021年5月10日)