たばこにはさまざまな形態があり、世界の各地で用いられていますが、いずれにせよ葉たばこが材料となっています。ニコチンが含まれるだけでなく、乾燥・加工の過程ではニコチンの分解産物などが混ざります。また状況によっては耕作時の農薬などが残っている可能性があります。火をつけるつけないにかかわらず、ニコチン及び発がん性物質という点で、たばこはたばこといえるでしょう。
今日、日本でたばこといえば、白いフィルターのついたタバコ製品を誰もがイメージします。これは紙巻きたばこ・シガレットといわれる種類のものです。 しかしながらタバコにはさまざまな形態があり、世界の各地で用いられています。
※噛みたばこや嗅ぎたばこは、火をつけて吸うものではないため無煙たばこと言われていますが、アメリカや北欧の国ではそれなりに用いられているところがあります。昔の大リーグで選手が大量に吐き出しているものは噛みたばこが多かったようです。また北欧の人気漫画ムーミンの人気キャラクター、スナフキンの語義は「かぎたばこをかぐ者」という意味だそうです。
いずれにせよどれも葉たばこが材料なので、ニコチンは含まれます。それだけでなく乾燥・加工の過程でニコチンの分解産物などが混ざり、また状況によっては耕作時の農薬などが残っている可能性があり、火をつけるつけないにかかわらず「ニコチン及び発がん性物質」という点で、たばこはたばこといえるでしょう。
また吸い込む深さなどから、がんのできやすい部位は異なります。葉巻やパイプでは深く吸えないので、肺より口や鼻・のどでがんのリスクが高まりますし、唇や舌のがんもリスクが高まります。また水パイプのまわしのみではウイルス感染などの別のリスクもあります。