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発がん性物質

がんを誘発するか、またはその発生率を増加させる化学物質。

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けむりの正体はこれだ! 煙の中の有害物質

たばこの煙をよく知ることで、受動喫煙を含めたばこの煙に意識を向けましょう。

喫煙とがん

国際がん研究機関(IARC)の2012年の報告によると、喫煙との関連が確実ながんとして、口腔・鼻咽頭・副鼻腔・喉頭・肺・食道・胃・膵臓・大腸・肝臓・腎臓・尿管・膀胱・子宮頚部・卵巣・骨髄性白血病があげられています。また2004年の米国公衆衛生長官報告書でも、口腔・喉頭・肺・鼻腔/副鼻腔・中/下咽頭・食道・胃・肝臓・膵臓・子宮頸部・尿路・白血病(骨髄性)は喫煙との因果関係があると判定されています。
たばこの煙には60種類以上の発がん物質が含まれています。煙の通り道(くち・のど・肺)はもちろん、唾液などに溶けてとおる消化管(食道・胃)、血液中に移行して排出される経路(血液・肝臓・腎臓などの尿路)でもリスクが高くなることに注意が必要です。

たばこの形態

たばこにはさまざまな形態があり、世界の各地で用いられていますが、いずれにせよ葉たばこが材料となっています。ニコチンが含まれるだけでなく、乾燥・加工の過程ではニコチンの分解産物などが混ざります。また状況によっては耕作時の農薬などが残っている可能性があります。火をつけるつけないにかかわらず、ニコチン及び発がん性物質という点で、たばこはたばこといえるでしょう。

アルコールと癌(がん)

WHO(世界保健機関)の評価(2007年)では、飲酒は口腔・咽頭・喉頭・食道・肝臓・大腸と女性の乳房の癌の原因となるとされています。またアルコールそのものに発癌(がん)性があり、少量の飲酒で赤くなる体質の2型アルデヒド脱水素酵素の働きが弱い人では、アルコール代謝産物のアセトアルデヒドが食道癌の原因となるとも結論づけています。