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危険因子 / リスク因子(きけんいんし / りすくいんし)

ある病気や状態を引き起こす確率を高める要因のこと。

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多くの疾患、特に生活習慣病は、単一の原因だけでなく、体質にさまざまな環境因子・生活習慣因子が複合して発症すると考えられています。科学的根拠に基づき、疾患の発生などと関連があるとされる個々の因子を、危険因子といいます。

例えば虚血性心疾患の危険因子は、加齢・家族歴・高血圧脂質異常症糖尿病・喫煙などです[2]

(最終更新日:2023年06月20日)

山岸 良匡

山岸 良匡 やまぎし かずまさ

筑波大学医学医療系 社会健康医学 教授

茨城県出身。2000年筑波大学医学専門学群(現・医学類)卒業、03年筑波大学大学院博士課程修了。医師、博士(医学)、社会医学系専門医・指導医。筑波大学講師、准教授、ミネソタ大学客員講師などを経て、19年より現職。循環器疾患などの生活習慣病の予防実践と疫学研究が専門。

参考文献

  1. Miquel Porta編、日本疫学会訳. 疫学辞典 第5版. 日本公衆衛生協会, 2010.
  2. 日本循環器学会ほか. 2023年改訂版 冠動脈疾患の一次予防に関する診療ガイドライン, 2023.