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葭原 明弘

葭原 明弘 よしはら あきひろ

新潟大学大学院 医歯学総合研究科 口腔保健学分野 教授

担当カテゴリ: 歯・口腔の健康

1987年新潟大学歯学部卒業。2001新潟大学大学院医歯学総合研究科助教授、07年新潟大学大学院医歯学総合研究科准教授、11年新潟大学大学院医歯学総合研究科教授、12年から新潟大学歯学部口腔生命福祉学科長。予防歯科学の臨床および研究に併せ地域歯科保健活動にも積極的に参加している。

歯みがきによるむし歯予防効果(予防法)

歯みがきは、歯面からプラークを機械的に除去することを目的とした予防法です。これにはセルフケアとプロフェッショナルケアがあります。セルフケアによってプラークを毎日完全に除去することは現実には不可能と考えられます。むし歯予防を成功させるには、セルフケアとともに他のむし歯予防法を組み合わせることが必要です。

シーラント(予防法)

シーラントは、奥歯の溝を物理的に封鎖したり、シーラント材の中に含まれるフッ化物により再石灰化作用を促進したりするむし歯予防法です。4年以上で約60%のむし歯予防効果が認められ、特にフッ化物応用との併用によってむし歯予防効果はさらに増加します。むし歯発症リスクの高い歯に行うと特に有効です。

むし歯の予防法(総論)

むし歯を作る要因は、歯の質・細菌(むし歯原因菌)・食物(砂糖)の3つにまとめることができます。それぞれの要因に対応する形でむし歯予防法は、フッ化物応用とシーラント・歯みがきの励行・糖分を含む食品の摂取頻度の制限にまとめることができます。これらの予防法が、家庭で・地域で・保健サービスの現場で、バランスよく組み合わされて行われることが必要です。