矯正診療は検査→診断→治療の順で行われます(再診断を行うこともあります)。検査により不正咬合の成り立ちが解明され、治療方針が決まります。小学生・中学生などの乳歯が残っている年齢では、旺盛な成長を利用して骨格的な不正の解消を図ります。永久歯列ではほとんどの患者さんでマルチブラケット装置を使用した個々の歯の再配列が行われます。それぞれをⅠ期治療、Ⅱ期治療と呼んでいます。
日本人には歯がアゴに対して入りきらない叢生が多いようです。矯正診療を進めるにあたっては最初に詳細な検査を行い、不正咬合が骨格・歯槽・機能のどこに問題を抱えているのかを調査し、その成り立ちを知ります。それにより適応する装置の選択や抜歯の問題などが検討されます。
開示すべきCOIはありません。