正式にはデンタルプラークという。
プラーク(歯垢)とは、口の中の常在菌とその産生物からなる、歯の表面に付着した白く柔らかな沈着物です。プラークは、食後数時間で形成され、プラーク1㎎の中には10億個以上の細菌が存在しています[1]。
プラークは、う蝕(むし歯)や歯周病の原因となるため、これらの疾患の予防には、毎日の口腔ケアを通じて、プラークを取り除くことが基本となります[2]。プラークは、歯の表面だけでなく、歯と歯ぐきの境目にも形成されます。プラークは粘着力があり、水に溶けないため、うがいだけでは取り除くことができません。口の中のプラークを取り除くためには、歯ブラシを使って機械的に除去することが基本です。歯と歯の間に形成されたプラークは、ブラッシングでは取り除くことが困難なため、歯間ブラシやデンタルフロス等の歯間清掃用具で取り除くことがすすめられます。その後、洗口液を使ってもよいでしょう[2]。
(最終更新日:2024年5月8日)