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脂肪肝(しぼうかん)

肝臓に過剰な脂肪が蓄積された状態。要因として多量飲酒や肥満があり、放置すると肝炎や肝硬変などを引き起こす。

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摂取エネルギーが消費エネルギーを上回ると、余分なエネルギーが脂肪として体内に蓄積されます。その一部は肝臓にも貯蔵され、病理組織学的に構成する肝細胞の5%以上の細胞の中に脂肪がたまっている状態を脂肪肝といいます。

原因の多くは、アルコールの多量摂取(アルコール性脂肪肝)あるいは不規則な生活習慣を背景とした肥満(非アルコール性脂肪肝)です。しかし、一部は遺伝的な原因等でも発症し、肥満でないのに脂肪肝になる場合もあります。

(最終更新日:2024年5月27日)

有屋田 健一

有屋田 健一 ありやだ けんいち

筑波大学大学院人間総合科学学術院 社会健康医学

2014年広島大学医学部医学科卒業。日本脳神経外科学会専門医。日本脳卒中学会専門医。

参考文献

  1. 国立国際医療研究センター肝炎情報センター.非アルコール性脂肪性肝疾患.
    https://www.kanen.ncgm.go.jp/cont/010/shibousei.html
  2. 日本消化器病学会・日本肝臓学会編.NAFLD/NASH診療ガイドライン2020.南江堂,2020.