胆管に分布する酵素の一種。γ-GTPとも言われる。
飲酒量が多いときや胆道系疾患などで値が上昇する。
γ-GTは、ガンマグルタミルトランスペプチダーゼ(γ-Glutamyl Transpeptidase)の略で、肝臓の解毒作用に関わっています。他の臓器に存在するγ-GTは血液に出ないので、血中γ-GTのほとんどは肝臓に由来するものです。
アルコールやある種の薬物による肝臓の障害、何らかの原因で胆汁がうっ滞した場合に血中のγ-GTの濃度が上がります。
このため、血中のγ-GT値を検査することで、アルコール性肝障害、薬剤性肝障害、肝内胆汁うっ滞、肝硬変、肝炎などの早期発見につながります。健康診断におけるγ-GTの正常値は50U/l以下とされています。
(最終更新日:2024年11月13日)