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有害な使用(ゆうがいなしよう)

「有害な使用」は、ICD-10「精神および行動の障害: 臨床既述と診断ガイドライン」に定義されている、アルコール関連診断カテゴリーの一つ。アルコール依存症までには至っていないが、飲酒により精神的または身体的健康が損なわれている状況を指す。

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アルコール依存症と同様に、世界保健機関によるICD-10「精神および行動の障害: 臨床既述と診断ガイドライン」で定義されている、アルコール関連診断カテゴリーの一つです。より正確には、「アルコールの有害な使用」(harmful use of alcohol)と呼ばれるべきものです。
アルコール依存症までには至っていないが、飲酒により精神的または身体的健康が損なわれている状況を指します。注意しなければならないのは、たとえ飲酒による社会的問題があっても、健康に問題ない限り「有害な使用」とは診断されません。たとえば、飲酒運転を繰り返していても、健康問題がなければこのように診断されないということです。

アルコール依存症までには至っていないが、社会問題がある場合には米国精神医学会によるDSM-IV-TRという診断基準で「アルコール乱用」と診断されます。アルコール関連問題の診断基準にはICD-10とDSM-IV-TRがあります。「アルコール依存症」については、二つの基準で大差はありませんが、そこまで至らない者については、その基準は大きく異なるため、改善課題となっています。