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禁煙外来(きんえんがいらい)

たばこをやめたい人向けに作られた専門外来のこと。

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たばこをやめたい人のために病院に設けられた専門外来のことをいいます。カウンセリングや生活指導といった精神面での禁煙サポートや、ニコチンガム・ニコチンパッチを使用したニコチン置換療法などによる禁煙治療が行われます。

従来このような治療にかかる費用は健康保険の対象外でしたが、2006年4月1日から一定の基準を満たす患者の禁煙治療に関して保険適用が認められるようになりました。中央社会保険医療協議会の「平成18年度診療報酬改定における主要改定項目について」 (2006年2月)では禁煙治療を保険で行うことができる患者の条件として、ニコチン依存度スクリーニングテスト(TDS)が5点以上であることやブリンクマン指数(1日当たりの平均喫煙本数×喫煙継続年数)が200以上であることなど、いくつかの条件が定められています。また、保健診療を行うことのできる施設にもいくつか条件があります。禁煙外来を設けている専門病院でなくても、内科や呼吸器科などで禁煙治療を受けられる医療機関もあります。