地域の歯周疾患の状態を示す指標で、国内外で広く用いられている。
左の0、1は歯肉出血、右の0~2は歯周ポケットの指標。
1982年にWHOが提唱した歯周疾患の検査で、2013年に改定されました。地域の歯周疾患の状態を示す指標として国内外で広く用いられています。
専用の探針(プローブ)を用いて、歯肉出血スコアと歯周ポケットスコアを、下記のように評価します[2]。
【歯肉出血スコア】
●コード0: 健全
●コード1: 出血あり
【歯周ポケットスコア】
●コード0: 健全
●コード1: 4~5mmに達する歯周ポケット
●コード2: 6mmを超える歯周ポケット
2013年の改定法では、口腔内のすべての歯が検査対象ですが、健康増進法による歯周疾患検診の実施方法を示した「歯周病検診マニュアル2015」[2]では、集団検診等の特性等を勘案し、口腔内の一部の歯(代表歯)を検査して、検査した歯の最高コードを個人の代表値とする方法が示されています。
(最終更新日:2023年06月20日)