健康診断あるいは健康診査の略語で全身の健康状態を検査する目的で行われる。
体の健康状態をある尺度で総合的に確認するプログラムのことを健康診断(健康診査)略して健診と呼びます。労働安全衛生法などの法律によって実施が義務付けられた「法定健診」(定期検診とも呼ばれる)と個人が任意判断で受ける「任意健診」に分けられます。
「法定健診」は乳児・妊婦・市民・従業員などによって内容が定められています。検査項目は問診(既往歴および業務歴の調査や自・他覚症状の有無の確認)、身体測定、視力・聴力検査、血圧測定、便及び尿検査、胸部エックス線検査など10数項目からなります。また生活習慣病の予防のために40歳以上には「特定健康診査」(メタボ健診)として、血液検査、肝機能検査、血中脂質検査、空腹時血糖、心電図検査などが加わります。
「任意健診」には、人間ドックなどがありますが、法定健診よりも多い40~100項目程度のより高度な検査を行うことが多いです。全身を徹底的に検査することが可能ですが費用が自己負担となり高額になるため、健康保険などからの補助や法定健診と併せて実施することで費用の軽減を図る施策などが行われる場合もあります。
検診は特定の疾患を検査するために体のある部位を検査することですので健診とは異なります。