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中性脂肪 / トリグリセリド(ちゅうせいしぼう)

肉や魚・食用油など食品中の脂質や、体内の脂質の大部分を占める物質。

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中性脂肪は肉や魚・食用油など食品中の脂質や、体内に存在する脂質の1つです。体内の脂質の9割を占めています。

中性脂肪は重要なエネルギー源であり、ビタミンの吸収を助けたり、必須脂肪酸(体内で合成されない脂肪酸)を摂取するという点においても不可欠なものです。しかし、とりすぎると体脂肪として蓄えられて肥満を招き、心筋梗塞などになりやすくなります。

血液中の中性脂肪値は特定健診の検査項目に含まれており、空腹時150mg/dⅬ以上、随時175mg/dⅬ以上になると「高TG(トリグリセライド)血症」とされます。詳細は「脂質異常症」を参照してください。

(最終更新日:2024年7月18日)

有屋田 健一

有屋田 健一 ありやだ けんいち

筑波大学大学院人間総合科学学術院 社会健康医学

2014年広島大学医学部医学科卒業。日本脳神経外科学会専門医。日本脳卒中学会専門医。

参考文献

  1. 厚生労働省.標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版).
    https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000194155_00004.html
  2. 日本動脈硬化学会編.動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版.一般社団法人日本動脈硬化学会,2022.