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耐性(たいせい)

依存性薬物が効かなくなり、同じ効果を得るのに量を増やさないといけなくなること。

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依存性薬物の特徴として、耐性が作られることがあります。もともとその薬物の効果を得るために少量で済んでいたのに、その薬物を連用するようになると、だんだん同じ量では効果が少なくなってきます。

アルコールで言えば、いわゆる「強くなった」状態です。同じ量では十分に酔えないので、同じ効果を得るために量を増やさないといけなくなり、徐々に量が増えていきます。結果として、多量の飲酒を続けることになり、さらに依存が進行していきます。

耐性は依存の形成の初期の段階で起こることが多く、病院に受診する頃には体の調子が悪くなっているため、むしろ量が減ってきているように見えることもありますが、依存症の発達の過程のどこかで耐性が形成されている段階があるはずです。