厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト

e-ヘルスネット

自助グループ

同じ問題をかかえる人たちが集まり、相互理解や支援をし合うグループ。

▼【自助グループ】に関連する記事一覧

自助グループ

自助グループはある障害を持つ者同士が互いに励ましあいながら、その障害を様々な形で克服していくための集団です。自助グループの原型は、米国で1930年代に設立されたアルコール依存症者による「AA」です。このAA方式は以後、他の多くの障害にも応用されてきています。アルコール依存症の回復は、断酒継続が大原則です。自助グループへの参加は、断酒を継続するために非常に重要です。日本におけるアルコール依存症の主な自助グループは断酒会とアルコホーリクス・アノニマス(AA)です。

アルコール依存症への対応

アルコール依存症から回復するための唯一の方法は、断酒=一滴も飲まないことです。飲酒問題を認めない「否認」を克服することが回復への第一歩です。自分で飲酒問題に気付くため、家族があまり手助けしすぎない方が良いこともあります。専門医療期間への受診や自助グループへの参加が回復を助けます。

近親者の自殺

近親者から自殺念慮を告げられるのは苦しい経験です。1人で抱え込まず精神保健福祉センターや保健所等で相談してみるとよいでしょう。自殺未遂となった場合には、専門家のアドバイスが受けられる状況が必要です。不幸にして自死遺族として遺された場合には、その悲嘆過程を支える場としての自死遺族の自助グループ・支援グループへの参加が力になりますが、悲嘆過程が長期化・複雑化した場合には、さらに医療的支援が必要になります。

犯罪被害者のメンタルヘルスと支援

犯罪被害は強い衝撃をもたらします。被害直後の不安や混乱は時間の経過とともに軽減していきますが、ASD・PTSD・うつ病などを発症する場合も少なくありません。これらの疾患や被害による認知の変化から社会生活機能が障害されることもあります。被害者の回復のための支援が必要です。現在日本では警察や民間被害者支援団体などの支援窓口が作られ、犯罪被害者等基本法に基づいて被害者支援が推進されてきています。

交通事故の精神健康への影響、うつ病とPTSD

交通事故重傷者のおよそ3割が、約1ヵ月後にうつ病やPTSDなどの精神疾患を発症します。精神疾患の発症を予防することを目的にした研究や、事故後の精神疾患が怪我の回復やリハビリにどう影響するかの研究が期待されています。事故後に精神的な不調が生じた場合は、精神科や心療内科で相談しましょう。