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バイオフィルム(ばいおふぃるむ)

細菌などの微生物が形成する薄い層の総称

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水中の物質の表面にはぬめりのある薄い膜状の粘着物がしばしば形成されます。花瓶の内側や流し台などにもみられるこのような粘着物は、細菌が形成する生物膜(バイオフィルム)と呼ばれます。デンタルプラーク(歯垢)はバイオフィルムの一つです。

口の中のバイオフィルムには、常在菌であるう蝕原性細菌が歯の表面に形成するものや歯周病原性細菌等が歯周ポケット内に形成するものがあり、複数の微生物とそれらの産物で構成されています。バイオフィルム内の病原性細菌が関与する感染症をバイオフィルム感染症といい、う蝕(むし歯)や歯周病もバイオフィルム感染症の一つです。

(最終更新日:2024年5月8日)

福田 英輝

福田 英輝 ふくだ ひでき

国立保健医療科学院 統括研究官

1991年鹿児島大学歯学部卒業、98年大阪大学大学院医学研究科社会系専攻博士課程修了。97年大阪大学医学部公衆衛生学教室助手、2004年長崎大学大学院医歯薬学総合研究科口腔保健学助手、09年長崎大学医学部・歯学部附属病院周術期口腔管理センター講師、15年長崎大学大学院医歯薬学総合研究科口腔保健学准教授、19年より国立保健医療科学院統括研究官、長崎大学客員教授。歯科口腔保健に関わる研究、人材育成、社会貢献に努めている。

参考文献

  1. 日本バイオフィルム学会.
    微生物たちのお城~バイオフィルム.
    https://plaza.umin.ac.jp/~jsbr-kyozai/
  2. 日本歯周病学会編.
    歯周治療のガイドライン2022.
    https://www.perio.jp/publication/upload_file/guideline_perio_2022.pdf