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国際がん研究機関 / IARC

世界保健機構(WHO)の外部組織で、発がんのメカニズム、疫学、予防などを研究している。

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禁煙の効果

長年タバコを吸っていても、禁煙するのに遅すぎることはありません。また禁煙は病気の有無を問わず健康改善効果が期待できるので、病気を持った方が禁煙することも大切です。つまり病気の予防だけでなく一病息災においてもまず取り組むべき課題です。

いまなぜたばこなのか?

WHOによる条約制定の議論と、アメリカでのたばこ訴訟における転回などいくつかの大きな動きが重なって、たばこ規制をめぐる状況は20世紀から21世紀にかけて急展開を見せ、たばこの規制に関する世界保健機構枠組条約(たばこ規制枠組条約)は2001年の世界保健総会で条約が可決し、締約国の参加をもって、2003年に発効しました。

喫煙とがん

国際がん研究機関(IARC)の2012年の報告によると、喫煙との関連が確実ながんとして、口腔・鼻咽頭・副鼻腔・喉頭・肺・食道・胃・膵臓・大腸・肝臓・腎臓・尿管・膀胱・子宮頚部・卵巣・骨髄性白血病があげられています。また2004年の米国公衆衛生長官報告書でも、口腔・喉頭・肺・鼻腔/副鼻腔・中/下咽頭・食道・胃・肝臓・膵臓・子宮頸部・尿路・白血病(骨髄性)は喫煙との因果関係があると判定されています。
たばこの煙には60種類以上の発がん物質が含まれています。煙の通り道(くち・のど・肺)はもちろん、唾液などに溶けてとおる消化管(食道・胃)、血液中に移行して排出される経路(血液・肝臓・腎臓などの尿路)でもリスクが高くなることに注意が必要です。