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未成年者飲酒(みせいねんしゃいんしゅ)

諸外国と同様に未成年者の飲酒は日本でも大きな社会問題となっている。日本では未成年者飲酒をモニターするために、中学生・高校生に対して1996年以降4年毎に大規模な全国調査を行っている。

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いずれの調査においても明らかなのは、学年が進むに従い飲酒者割合が増加していること、それらの割合は男女間でほとんど差がないことです。1996年、2000年、2004年の調査結果を時系列でみると、飲酒している者の割合が明らかに減少しており、これは大いに歓迎すべき現象です。

さて、未成年者の飲酒はなぜよくないのでしょうか。未成年者の飲酒は法律で禁止されていますが、この正しさを証明するような数多くの知見が報告されています。一例を挙げると、動物実験では未成年者に相当する個体は成人に相当する個体に比べてアルコールの分解の遅いことが分かっています。これは、等量飲んでも未成年者の血中濃度がより高くなり、急性アルコール中毒や臓器に対する悪影響を引き起こしやすいことを示唆しています。また、大量に飲んだ場合、成人に比べてより臓器障害を引き起こしやすく、また、アルコール依存症によりなりやすいことが、動物でも人でも確認されています。さらに、酒の飲み始めが早ければ早いほど、将来、事故に巻き込まれたり、アルコール依存症になるリスクが高くなることも多くの研究で確認されています。
飲酒の影響は未成年者と成人とでは明らかな差があります。 アルコールの健康や発達への悪影響から考えても、未成年者は飲酒の害から守られなければならないのです。