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フッ素症

長期にわたるフッ化物の反復投与(暴露)による過量摂取から生じる慢性中毒症。歯のフッ素症と骨フッ素症が疫学的に確認されている。

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水道水フロリデーション

水道水フロリデーションとは、むし歯を予防するために飲料水中のフッ化物濃度を歯のフッ素症の流行がなくむし歯の発生を大きく抑制する適正量(約1ppm)まで調整するという自然を模倣した方法です。現状のむし歯有病状況を半分以下にするという効果が確認されており、安全性と効果については専門機関が保証しています。緑茶や紅茶にもフッ化物が含まれますが、その濃度は水道水フロリデーションと同じくらいであり、身近な食品に近い濃度のフッ化物でむし歯を予防する方法として知られています。

フッ化物配合歯磨剤

フッ化物(モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP)・フッ化ナトリウム・フッ化第一スズ)を含む歯磨剤です。幼児から高齢者まで生涯を通じて家庭で利用できる身近なフッ化物応用で、世界で最も利用人口が多い方法です。