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活性酸素(かっせいさんそ)

大気中の酸素よりも活性化された酸素およびその関連分子で、酸素原子を含む反応性の高い化合物の総称。

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活性酸素とは、私たちが呼吸している大気中の酸素よりも活性化された酸素およびその関連分子の総称で、不安定で色々な物質と反応しやすい性質をもっています。

通常、三重項酸素が励起してできる一重項酸素(1O2)、酸素が一電子還元された超酸化物スーパーオキシド(O2)、スーパーオキシドが不均化して生じた二電子還元種である過酸化水素(H2O2)、過酸化水素より生成するヒドロキシラジカル(HO・)の4つを指します。

活性酸素を広義でとらえると、この4つの他にも生体での反応で生じるペルオキシラジカル・アルコキシラジカル・ヒドロペルオキシド(過酸化脂質)や一酸化窒素・二酸化窒素などが加わります。