健康日本21(第二次)とは、2000(平成12)年度~2012(平成24)年度に実施された「健康日本21(二十一世紀における国民健康づくり運動)」に続き、2013(平成25)年から行われている国民健康づくり運動のことです。
厚生労働省では、2000(平成12)年より、一次予防の観点から健康増進を図るための国民運動「健康日本21(二十一世紀における国民健康づくり運動)」を開始しました。これは、国民全体のさまざまな健康課題に対して目標数値を定め、生活習慣の改善などに計画的に取り組むことで、国民の健康寿命の延伸を図るものです。「栄養・食生活」「身体活動・運動」「休養・こころの健康づくり」「歯の健康」「たばこ」「アルコール」「糖尿病」「循環器病」「がん」の9分野について、達成すべき数値目標等を掲げています。
その後、2003(平成15)年の健康増進法施行に伴い、「国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針(平成15年厚生労働省告示第195号)」が策定され、国民の健康の増進の推進に関する基本的な方向や、国民の健康の増進の目標に関する事項等が定められました。さらに、2012(平成24)年に基本方針が全部改正され、健康日本21の取り組み結果を踏まえた「健康日本21(第二次)」が、2013(平成25)年度より始まりました(平成24年厚生労働省告示第430号)。
健康日本21(第二次)では、次の5つを基本的方向としており、全53項目の具体的な目標値を定めています。
当初の計画期間は2022(平成34)年度までの10年間で、2018(平成30)年度に開始後5年間の取り組み結果に基づく中間評価が行われ、目標値の一部見直しが行われました(平成31年厚生労働省告示第50号)。2021(令和3)年、医療費適正化計画等との計画期間を一致させるため、1年間延長して2023(令和5)年度までとすることになり、「国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針」が一部改正されました(令和3年厚生労働省告示第302号)。
2021(令和3)年より健康日本21(第二次)の最終評価が実施され、2022(令和4)年10月に最終評価報告書[9]が公表されました。各分野の最終評価の詳細については、厚生労働省のホームページを参照してください。
また、第二次の最終評価を踏まえて2023(令和5)年、「国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針」が全部改正され[10]、2024(令和6)年度から実施される「健康日本21(第三次)」の基本的な方向や目標に関する事項が公表されました[11]。
(最終更新日:2023年08月31日)