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メタボリックシンドロームを防ぐメンタルヘルス

ストレスや精神疲労もメタボリックシンドロームの危険因子です。ストレスは食欲を高め、肥満をまねき、糖尿病・高血圧・脂質異常を引き起こす要因になります。ストレスになっている問題を早く解決して、規則正しい生活・十分な休養と睡眠・適度な運動を心がけることが大切です。

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メタボリックシンドロームとは一見関係のなさそうなストレスや精神疲労が、実は内臓脂肪をためる一因になっていることがあります。

やけ酒とかやけ食いといわれるように、ストレスが強まったときに、むやみに飲んだり食べたりする人が少なくありません。ストレスが加わると、食欲中枢を刺激するホルモンが分泌されますので、食欲が増進するのは生理的現象ともいえます。

またストレスがたまるような多忙な生活は、食事時間の不規則・早食い・夜食など、内臓脂肪のたまりやすい食習慣をしばしば伴います。

精神疲労はしばしば熟睡を妨げます。睡眠不足は食欲を刺激するホルモンの分泌を高め、逆に食欲を抑制するホルモンの分泌を減少させます。睡眠不足になるような生活は運動不足になりがちですから、余分なエネルギーが内臓脂肪として貯えられます。

ですからメタボリックシンドロームの予防や改善には、ストレスや精神疲労に上手に対処することも大切です。ストレスを引き起こしている問題をできるだけ早く解決してストレスをためこまないようにし、1日3食を規則正しくとり、昼はよく働き、夜は十分な休養と睡眠をとって心身を休めるような、リズムある生活を心がけたいものです。適度な運動は、ストレス解消と内臓脂肪の改善、一石二鳥の効果があります。

公益財団法人結核予防会 新山手病院 生活習慣病センター長 宮崎 滋