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メタボリックシンドロームを防ぐ身体活動と運動

日常生活の中で、積極的に体を動かす・軽めの運動を続ける・筋肉を鍛える運動をとり入れる、この3つを習慣にすることが、1日の消費エネルギーを増やし、基礎代謝を高めて、摂取エネルギーと消費エネルギーの出納を赤字にし、メタボリックシンドロームの予防や改善につながります。

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メタボリックシンドロームの改善には消費エネルギーを増やし、1日のエネルギーの出納を赤字にすることが欠かせません。

そのためにはまず、日常生活の中で積極的に体を動かすこと。できるだけ乗り物は利用しないで歩く、エスカレーターやエレベーターは使わないで階段を昇る、家でも職場でも他人に用を頼まず自分でするなどの積み重ねが、内臓脂肪を減らすのに大きく役立ちます。

その上で運動を習慣にしたいものです。ウォーキング・軽いジョギング・サイクリング・水泳など、軽めの運動で結構です。体にたまった脂肪を減らすには、息が切れるような激しい運動は不適当で、呼吸が十分できる、ややきつい程度の運動(有酸素運動)がいいのです。

運動は消費エネルギーを増やすとともに、筋肉量を増やして基礎代謝を高める効果もあります。基礎代謝が増えれば、減量のあとのリバウンドもおこりにくくなりますし太りにくい体になります。減量を進めるとき、食事とともに運動が重要なのはこのためです。

基礎代謝を高めるには、ある程度強度のある筋肉を鍛える運動が必要です。比較的簡単にできる筋肉を鍛える運動としては、スクワット(大腿と腰の筋肉)・ヒップエクステンション(大腿と臀部の筋肉)・椅子で膝上げ(腹筋)・腕立て伏せ(腕と胸の筋肉)などがあげられます。

日常生活の中で身体活動を積極的に行う・歩くなどの軽い運動を続ける・筋肉を鍛える運動をとり入れる、この3つを習慣にすることが、メタボリックシンドロームの解消への近道です。

公益財団法人結核予防会 新山手病院 生活習慣病センター長 宮崎 滋