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フッ化物の急性中毒量(ふっかぶつのきゅうせいちゅうどくりょう)

化学物質(この場合フッ化物)を摂取または吸入後、短時間にヒトの生体機能が障害され悪影響がみられる状態が出現する量。

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フッ化物の急性中毒量としては、推定中毒量(治療や入院などの処置を必要とする量)5mgF-/kg(体重)と、命に差し障りがある最小量(フッ化ナトリウムの死亡最低既知量)71~74mgNaF/Kg(体重)が参考になります。

推定中毒量は、5歳児(体重18Kg)が週5回法のフッ化物洗口液(0.05%フッ化ナトリウム溶液)を40人分一度に飲んだ場合に到達します。また、3歳児(体重12Kg)ではフッ化物歯面塗布製剤(2%フッ化ナトリウム溶液・ゲル)1回分の上限量2ml(gr)の4人分を一度に摂取した場合に推定中毒量に達します。いずれも事故性または意図的に一時的に中毒量を摂取した場合になります。