顎関節症のなかでも、病態が顎関節円板の転位を主体とする場合の区分。
顎関節症のなかでも、病態が顎の関節円板の転位を主体とする場合であり、関節円板の復位を伴うか伴わないかによって、さらにaとbの2つに分類されます。すなわち、a:復位をともなう関節円板転位、b:復位をともなわない関節円板転位の2タイプがあります。
aタイプは、顎を開け閉めした時に、「ガクガク・パッキッ」などの音(関節雑音・クリック音)がする事が特徴です(音がしない方もみえます)。
bタイプは、口が開こうとしても、途中で引っかかってしまうという方が多いことが特徴になります。
また、このように関節円板がずれている方は、本人が気がつかないだけで、人口の三分の一程度存在するといわれております。よって、特に症状がない場合、治療対象とならないことがほとんどです。